日帰り前立腺生検
前立腺癌が疑われる場合に行います。超音波検査を行いながら、直腸から前立腺に向けて細い針を刺し、前立腺の組織を採取します。
処置の際は、できるだけ苦痛のないようにこころがけます。
検査は10分程度で終わりますが、その後は処置室ベッドで1時間程度安静にしていただきます。
終了後は抗菌薬、鎮痛剤を処方いたします。
組織の結果は2週間程度でわかりますので、外来で説明します。
合併症
- 少量の出血(血尿、血便)
- 数日で自然におさまります。
- 発熱(急性前立腺炎)
- 1~2%でおこります。重症であれば他院に入院を依頼します。
- 排尿困難
- 前立腺が一時的にむくみ、前立腺肥大症の症状が悪化することが
あります。
自然におさまることが多いですが、一時的に尿道カテーテル留置が
必要になることもあります。
抗凝固薬・抗血小板薬を服用されているかたは、他院に依頼させていただくこともあります。